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2004年 7月13日(火)

NBAのシステム 

image0712_02.jpgspacer.gif 今回はNBAの制度についてご紹介したいと思います。

 最近はすっかりご無沙汰なのですが、少し前まではNHKの衛星放送が見られる環境にあったので、よく見ていました。 NYニックスのファンなのですが、それは冬になると分かると思いますから、ここではあまり触れません。
 ところで、なぜ急にNBAについてご紹介しようかと思ったかというと、プレイオフや組み合わせ、そしてなによりサラリーキャップが実施されており、プロ野球の再編の中で言及されることが多かったためです。自分自身もほとんどゲームを見るだけのファンで、制度やルールについてはほとんど何も知らなかったので、非常に勉強になりました。ただ、Web上でNBAについて書かれた文章が思いの外少ないのにビックリしました。
 非常に面白いスポーツなので、見られる環境のある方は是非見てみて下さい。10月以降になってしまいますが…。もっと地上波で放送すればいいのに、と思うのですが。

Key Word.1 試合の組み合わせー関連・1リーグ制

image0712_01.jpgspacer.gif NBAでは11月〜4月にかけて、29チームによるレギュラーシーズン(1ヶ月16試合程度)が行われ、その勝者(16チーム)によるポストシーズンが4月〜6月にかけて行われます。そしてポストシーズンは、NBAファイナルという名の決勝戦で幕を閉じます。
 なぜ約2カ月もの間、ポストシーズンが行い得るかといえば、全29チーム中、16チームという半数以上のチームが、プレイオフに進出できるからなのです。16チームでの勝ち抜き戦(4回戦)は、7戦4勝先取のシステムなので、移動日を入れると2週間×4回戦で2カ月というわけです。
 
 NBAのレギュラーシーズンは29チームが4地区(大西洋・中部・中西部・太平洋)、東西2カンファレンス(東が大西洋・中部、西が中西部・太平洋)に分かれ、レギュラーシーズン82試合(03〜04シーズン)を戦います。組み合わせは基本的にはカンファレンス内のチームと4試合づつ、カンファレンス外のチームと2試合ずつ(奇数なので若干の調整ありですが)となっています。

 そうすると勝敗的にどうしても強い地区と弱い地区ができてしまうわけですが、そこはプレーオフという制度で救済されるわけです。
 各地区勝率1位のチームは無条件でプレーオフに進出でき、あとは各カンファレンス勝率2位から8位のチームがプレーオフに進出できます(つまり、弱い地区からプレーオフに進出できるチーム数は少なく、強い地区は多い)。地区優勝チームのうち勝率の高い方のチームが第1シードとなり、3位以降は勝率によりシード順位が決まります。シード1位×8位、2位×7位…というようなプレーオフの組み合わせで、7戦4勝先取のプレーオフを東西カンファレンスごとに闘い、カンファレンス・ファイナルの勝者がNBAファイナルを戦うわけです。(この組み合わせは結構重要です)
 この制度の問題点は、プレーオフ進出チームがある程度決まってからは、ペナントレースに対する興味が薄れるということです。しかし、現実には勝率5割前後のチームまでプレイオフに進出できるわけですから、かなり終盤まで活気のあるゲームが展開されています。また、バレーボールは5名のスターターがほぼ毎試合出場するため、最大7試合のプレーオフでも十分にチームの力が発揮されるわけですが、先発投手が毎試合替わる野球では、プレーオフでチーム力が勝敗に反映されるかどうかという疑問もあります。

 

Key Word.2 エキスパンションドラフトー関連・球団合併

 2004-05シーズンよりNBAに新チーム、シャーロット・ボブキャッツが加わることとなりました。
そのためエクスパンション ドラフトが行われ、シャーロット・ボブキャッツは19名の選手を指名しました。

 エクスパンションドラフトの規定により、既存のNBA各29チームは自チームのロースター(一軍選手、12名)を8名まで(バスケットの出場選手は5名)保護することが出来ます(プロテクト選手)。それに対しシャーロットは、各29チームの保護されていない選手の中から、各チームにつき1名の選手を指名でき、最低14名の選手を獲得することが出来ます。
 また現地6月24日(木)ニューヨークのマディソン スクエア ガーデンにて開催される2004 NBA ドラフトで、ボブキャッツは一巡目2位の指名権を持つことになりました。
引用ーNBA.comより
 

Key Word.3 サラリーキャップとは?ー関連・球団の赤字
 各チーム共通に定められた年俸の合計上限枠(キャップには契約時のボーナスも含まれる)チーム間の戦力均衡を図るために1984-85シーズンより導入されました。

 では、サラリー・キャップはどのようにして決められているのでしょうか?
 0-01シーズン以降、サラリー・キャップはBRI(BRIとはバスケットボールに関わる収入の事で、プレシーズン、レギュラーシーズン、プレイオフ、オールスター等試合の入場料、アリーナの飲食代、駐車場代、様々なグッズの収益、TVの放映権料などの事を指す)の48.04%と決められているようです。
 ちなみに、2003-04年シーズンのNBAのサラリーキャップは4384万ドルと決めらたそうです。(※この金額は毎シーズン変動します)
引用ーHawks Fly Highより


Key Word.4 Injured List(故障者リスト)ー関連・2軍独立採算

 acitive list (ロスター、開幕時にベンチ入りできる登録選手枠。人数は各チームとも12人で、これ以外にも故障者枠で最大3人まで登録可能。)に載っている選手が怪我や病気等でプレイできない場合、チームはその選手を故障者リスト(injured list) に移し、替わりの選手をactive list に載せることができます。故障者リストに一旦 載った選手は、最低5試合が経過するまで、active list に復帰できません。ただし、 レギュラーシーズンの残りが4試合以下の場合には、この例にあらず。(5試合を待たずにプレイオフに復帰できます。)
 なぜ、こんなシステムが必要かというとNBAには日本のプロ野球のような2軍制度がないためではないかと思っています。(下部組織NBDLが2001年に発足)昨年、田臥勇太(23)が米独立リーグABAのロングビーチ・ジャムと契約を結びましたが、アメリカにはこんな独立リーグが10以上あるようで、実質的なNBAへの育成リーグの役割を果たしているようです。大リーグとマイナーリーグとの関係を見ればわかるように、その間は契約によって厳格に区別されており、ローテーション投手がマイナーで調整するというようなことは起こりえないと思います。そこで、故障者対策としてInjured Listが必要なのではないでしょうか。
引用ーNBA.comより
 
 
Key Word.5 ドラフトー関連・球界再編

 指名方法は、日本のプロ野球と違い成績の悪いチームに優先権のあるウエーバー方式。昔は一番弱いチームに第1の指名権があったようです。しかし、プレーオフ進出が無理と分かったチームが、1番の指名権を得るためにわざと負けて最下位になるケースがあったため、現在はプレーオフ不出場チーム内で予備抽選を行い指名順位を決めることになっています。
 その他プロ野球と違う点を挙げると、
(1)ドラフトに掛かることを選手自信が宣誓すること。特に下級生や高校生。
(2)ドラフト用合同練習会がプレーオフ中に開催され、トップの数人以外は参加し、各チームのコーチが見守る中でプレーしたり、身体検査を受けることができること。
(3)チームの練習に参加する。このようにして選手は自分をアピールしたり、チームやその町の雰囲気を肌で知ることができること。
ということです。
 引用ースポニチメール 02.06.27

Posted by Copland at 2004年07月13日 16:24
コメント

こんばんは、初めまして。

>Web上でNBAについて書かれた文章が思いの外少ないのにビックリしました。
NBAファンの特徴としては選手・チームのファンが多いということでしょうか。
野球やJリーグと違って「地元意識」が無い部分が多いのが原因と思います。
(そりゃあアメリカにあるわけですから当たり前ですけど)

あと今月号のHOOPでサラリーキャップ・CBAについて詳しく書かれてます。
是非球界のおじいちゃん達も見て欲しいものです。

Posted by: かなやん at 2004年 7月13日(火)

かなやんさま

ああ、すみません。お気づきかと思いますが、勝手に引用してしまいました。
サラリーキャップに関する文章は「Hawks Fly High」らの全面引用です。
膨大な量のデータがわかりやすくまとめられています。

HOOP(雑誌ですよね)も、読んでみます。
ニックスはサラリーキャップをオーバーしているような気がしていて、
気になっていたもので。

今後とも、よろしくお願いします。

Posted by: copland at 2004年 7月13日(火)

初めまして。いつも楽しく拝見させて頂いております^^
NBAやNFLのシステムを学べばいいのに…といいつつも上手く説明ができなかったので、今回トラバらせて頂きました。
良いところは見習って、日本プロ野球も衰退傾向から上昇気流にのって欲しいですね。その為には、上のヒト達が、もっと頭を柔らかくしないと…^^;;

Posted by: AKIKO at 2004年 7月15日(木)

AKIKOさま

こんにちは。
NBAも、メジャーリーグから比べると後発リーグになるわけで
その問題点をあらかじめ整理しておいたから、うまく行っているという部分も
少なからずあるのでしょう。

改革のチャンスだと思うのですが、
さてどうなることやら。

Posted by: copland at 2004年 7月15日(木)
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このリストは以下の記事を参照しています: 「NBAのシステム」 from On The Road.
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Tracked: 2004年07月15日 17:51
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