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2004年 7月15日(木)

とりあえず、のまとめ 

ここまで、いろいろ書いてきましたが、要は、

大阪近鉄バファローズが存続できること

が重要であとは、そのためには何をしたらよいのかを考えて来ました。
 ぶっちゃけ、近鉄が形を変えてでも球団として存続できるなら、別に1リーグだろうと3リーグだろうと構わないと思っています。私が、近鉄ーオリックスの合併に反対しているのは、もちろん近鉄ファンの心情に配慮している点もありますが、長期的に見て球界全体の利益にならないのが明らかだからです。
 しかし、実際問題としてそのためにはパ・リーグ4球団の経営収支にある程度メドがつくような道スジなくして、近鉄球団の存続は難しいと言わざるを得ません。前回の記事を読んでいただければ解るように、球界全体としてはおそらく利益が出ているわけですから、その収益構造を最適化すれば全球団が黒字に近い運営ができるはずなのです。
 
 で、現状の流れを見てみると、どうもそうなりつつはありません。
昨日のセ・リーグ5球団のオーナーの発言を見ると

 中日白井オーナー「セ6球団・パ4球団なら1リーグだが、(もう1つの)合併なんて起こらないよ。具体的な動きはないだろう。(巨人オーナーの)渡辺さんも最近は6球団、5球団なら2リーグと言っている。1リーグ制の線は希薄。来季は2リーグだよ。」

 という発言に代表されるように、現状維持もしくは限りなくそれに近い改革(交流戦の実施、FA、ドラフト改革)という線にトーンダウンしつつあります。
 オリックス宮内オーナーは、大阪近鉄との合併による1リーグ制導入という「寝技」で、球界の利益再分配=球団経営の健全化=チーム間格差の減少という青写真を書いていたのだと思いますが、それすらも危うくなってきました。
 
で、最後に現実には実現は難しいとは思いますが、こうなればいいなぁという意見です。
 
・セ・パの垣根を限りなく低くした交流戦の実施。
他リーグ8試合(×6球団の48試合)同リーグ18試合(×5球団の90試合)
セはチケット収入(巨人戦5試合減で)2.5億円減収、パは2億円増収。全球団、2試合減で5千万〜1億減収。ほんとうは他リーグ間で10試合できると良いのですが、試合数が10試合増えてしまいます。

・テレビ放映権料の一括管理、平等分配

巨人戦・140億円、その他25億円、計165億円を各球団に平等分配する(1球団当たり約14億円)
中日、阪神など地元でテレビ放映のあるチームはその分減収(7億円程度?)。パは14億の増収。巨人は56億の減収。

・サラリーキャップの導入、ドラフトのウエーバー化(FA見直し、減額制限の緩和含む)

契約金・年俸等、球団経費の圧縮と各球団戦力の均衡化

 
 さて、影響を考えてみましょうか。

 パ・リーグ各球団でも、西武・ダイエーはおそらく黒字転換。その他のチームの赤字も単純に15億以上減るわけですから、ひと息つけるでしょう。「味の素」スタジアムの命名権が5年12億(年間2.4億)であったことを考えれば、広告費用の範疇で考えられる範囲の赤字になったのではないでしょうか。おそらく観客動員にも効果があると思います。
 猛反対の想像されるセ・リーグは、ヤクルト、横浜、広島が3億〜5億円程度の減収。このぐらいは、サラリーキャップ、ドラフト改革の費用減と多彩なカードによる観客増でカバーできるのではないかと考えています。広島には申し訳ない気がしますが…。
 阪神、中日は10億円程度の減収ですが、阪神はおそらく余裕で黒字、中日は赤字に転落です。でも、中日スポーツの売上を考えれば、これも広告費の範疇でしょう。あと、意味無く高い給料が…。
 最後に巨人は単純に60億以上の減収になるわけですが、他球団と同じような経営をしていれば余裕の黒字のはずです。何しろ、年間90億以上のチケット収入と最大のグッズ収入を持っているわけですから。

 まあ、ナベツネが発狂したように反対するでしょうから、他球団のオーナーがいかに団結できるかが最大のポイントなのですが。

Posted by Copland at 2004年07月15日 23:05
コメント

どうやらセリーグ球団オーナー達の本音が出てきたようですね。
やはり1リーグになって(短期間的に)得をするのはパ球団という話でしょうから。

わたしも1リーグだろうが2リーグだろうがどっちでもよくて
球界が今後発展するための明確なビジョンが欲しいんですよね。

Jリーグだってサガン鳥栖がピンチらしいですし、
NBAだって現在サラリーがバブル状態。
(原因は新労使協定がオフに控えてるから)
つまり完璧なプロリーグなんて世界中のどこ探してもあるわけがないんですよ。
でも問題が起こっても最後はみんなで努力して何とかして解決するわけで。
それが今の球界の体制には無いのが悔しいところです。

Posted by: かなやん at 2004年 7月15日(木)

かなやんさん

じぶんもそう思います。
球界関係者には、もっと今の事態を真剣に受け止めて
きちんと話をしてほしいと思っています。
いうまでもないことなのですが。

Posted by: copland at 2004年 7月16日(金)

Gは以前、自局には65試合で3億円というダンピングをしていましたが、最近は少々薄まったとは言え、巨人戦の放映権料を分配することに反対しているのには、この強烈なダンピング傾向が残っていることがあるのではないでしょうか。NHKでの土曜の中継も実はそれほど高くないのかも知れません。
実際には放映権の分配で、Gの減収はせいぜい10~20億円でしょう。で、他の球団にもそれほど入らないでしょう。

Posted by: wolfy at 2004年 7月19日(月)海の日

wolfyさま

そうなんですか。
そうすると、1球団あたり7億円ほどの収入という計算になりますね。

この一連の記事を書いていて一番良く分からなかったのが
巨人の収支構造だったのですが、
そのあたりには、大きな間違いがある可能性はあるなと思っていたのです。

そう思った皆さん、いろいろ教えてください。

Posted by: copland at 2004年 7月19日(月)海の日

ええ、GのNHK中継も、全国津々浦々放送なので、何の疑惑もなくNTVが譲れた、と言う経緯もあるのでしょう。
Tの甲子園球場の使用料「60億円」も、阪神電鉄への利益上納という側面もあり、Tの「1リーグ反対」には、実は電鉄への上納金に影響がでる可能性を減らしたい、という意図がある可能性が高い、と見ています。(甲子園球場は、経理上、阪神電鉄の連結対象です)
セのこの2球団の経理処理は、親会社・関連会社の経理調整に使われている側面があり、経理上の公正さが欠けています。新しいアメリカの企業会計に関する法律(*)では、社長が検挙されても仕方のない位、不明瞭な部分があります。
(*上場企業の財務報告には社長がサインして、責任を負う。経営上判断の公正についても書面化し、他会社の監査が必要等)

Posted by: wolfy at 2004年 7月20日(火)

wolfyさま

球団経理の透明化という部分でも「サラリーキャップ」の導入を希望します。
これを導入すれば、キャップを算出するにあたり選手側にその基礎となる、
球団収入を明らかにしなくてはならないからです。

この記事を書くにあたり、各球団トップの球団収支に関する発言をずいぶん読んだのですが、
どう考えても計算の合わない発言もあって、「?」と思ったものです。

Posted by: copland at 2004年 7月20日(火)

古い記事にコメントですみません。
Blog引っ越しにともない、記事の移行もしているのですが、以前、トラバしていただいているので、お手数でなければ、再度新しい記事に張り直して頂けると幸いです。
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http://gun-iwamoto-18.com/blog/mt-tb.cgi/159※この記事は、作業後削除OKです☆

Posted by: AKIKO at 2004年 8月30日(月)
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